家具を通してNaLgreenが伝えたい事


いきなりですが…たぶん僕はひねくれてます。

小学生の時から人と違う物の方がよくて、みんながミニ四駆で速さを競っているなかで大きなタイヤのトラック型ミニ四駆を楽しんでいたり、流行っている物でも少し違うように見せる工夫をしてみたり。

かといって目立ちたいわけでもなく自分が楽しんでいてそれを誰かに突っ込まれたときに嬉しくなるみたいなよくわからない性格でした。

でもやっぱり今でもそうなんですよね。

もう少し若い時は他人のジャッジが気になっていましたが、40歳も過ぎオッサンになってきたせいか

「自分が良いと思っていることは人がどう思うかは関係ない」と以前より思えるようになってきました。

その目線でいろいろな物を見ると、流行りのものを意味なく買ってしまっていたり、おしゃれと聞けばみんな似たようなファッションだらけだと感じます。

インテリアも例外ではなく○○スタイルとか○○風とか。

それが広まる理由は流行りに合わせた安価なものがすぐに売り出される事もあると思うし、流行りの物を持つことで一時的に安心感を得てるのだなと考えたりもします。

でもいわゆる「オシャレな空間」にほんとうに居たいのかな?オシャレってそもそも何なんだろ?

イケてるイケてないみたいな感覚的なことで、何かと比べている表現だと思いませんか?

逆に「心地よさ」というのは自分の中の基準で高級ホテルでも流行りのカフェでも必ずしもそこが心地いいわけではありませんよね。

「やっぱり我が家が一番落ち着く」みたいなことが実は本質的で、それぞれの感覚で本質的に求めているのはそこじゃないかと思うようになったんです。

だからナルグリーンでは流行りや過剰なデザイン性、とがった技術などに重視はしていなくて、説明はつかないけど「これが好き」とか「楽」という感覚を大切に提案しています。

そんな中、今までたくさんのお客様とお話してきてわかってきたことがあります。

それは、ほとんどの人がインテリアに関して「理想があるようで明確ではない」という事。

例えば北欧の雰囲気が好きと言っていても少し掘り下げると実は北欧テイストじゃないものが好きだったり、イメージと求めている根本は違う事が多いことに気づきました。

でもおそらくほとんどのメディアやインテリアショップは「これがオシャレですよ」「木があると心地いいですよね」「北欧っぽいのはこれですよ…」という単純なイメージを伝えるのでなんとなく気に入ったつもりになっているような気がします。

結果、似たような内装のお家は多いし本当は好きでもないのをオシャレだから置いてるとかになっちゃう。

だからナルグリーンが提供すべきなのは人と比べなくていい生活空間だと思っていて、打ち合わせで本当に求めているものが見えたときは思い切って真逆の提案をすることもあります。

初めは驚きますが住み始めてから本当に良かったと感想を頂けたりするとガッツポーズです。

ナルグリーンと話して出来上がった空間だから他人が何といっても私は満足!と自信をもってもらえるような仕上がり・使い勝手を提供するのがナルグリーンの役目と考えています。

人と比べなくていいし「オシャレ」と「居心地」は違うという本質を感じてほしい。

毎日何かと比べて生活している事が多い時代だからこそ、家での時間くらい楽な気持ちで自分の「好き」に囲まれて過ごしてほしい。 ナルグリーンと一緒に作った私の家は他と比べられない心地よさがあるんだ!と思ってもらえる事が僕の一番の楽しみです。